2011年10月28日

トヨタ自動車士別試験場

昨日に引き続き、産業労働委員会の県外調査として北海道士別市にある「トヨタ自動車士別試験場」を見学しました。

現在、トヨタ自動車の国内の主な研究施設には「本社テクニカルセンター」、「東富士研究所」そして「士別試験場」がありますが、トヨタ自動車では先進的な技術開発を加速するために本社地区の技術開発強化が必要であると考えられています。

一方で、愛知県としても引き続き日本経済をリードする産業中枢地域として発展するため、有望分野での企業立地を戦略的に進めていく必要があることから、現在、愛知県企業庁が主体となって豊田・岡崎地区に研究開発施設用地造成事業を行い、環境影響評価に関する手続き等を進めております。

こうした経緯もあることから今回「トヨタ自動車士別試験場」の実態と豊田・岡崎地区研究開発施設の概要を伺いました。
試験場では、様々なテストが行われるとのことでしたが、特に寒冷地での車の性能調査および高速走行調査が中心とのことでした。
約930ヘクタールという広大な敷地の中に直線コース4㎞がとれる一周10㎞の周回コース(主に高速走行調査用)を始め、目的が異なる各種コースが設定されており、コース内の舗装道路も日本仕様、アメリカ仕様、ドイツ仕様等こまめに舗装状況が変化したかと思うと、わざと路面の凹凸を作り出したうえで各種路面状況に応じた乗りごごち調査を行う等、試験場内は様々な工夫が施されておりました。

商品の提供にあたって、お客さまに「より満足していただこう」とありとあらゆる試験を行っている姿を目の当たりにして、自動車づくりに対するトヨタ自動車の強い熱意が伝わってきました。
また、私も士別試験場と豊田・岡崎研究施設の棲み分けについて質問させていただき、必要性を理解することができました。


「ものづくり愛知」を支える自動車産業における次代を担う先行開発拠点として、こうした試験場、研究所の整備が進むようサポートしてきたいと考えます。
  

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2011年10月27日

稚内メガソーラー発電所

産業労働委員会の県外調査として、北海道稚内市にある「稚内メガソーラー発電所」および苫前町の風力発電施設を見学しました。

稚内メガソーラー発電所はNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実証研究施設として建設、研究していた施設を稚内市が無償で譲り受け、現在運用しているものです。

設備容量5,020 kW(一般家庭1,700世帯)は日本最大級の太陽光発電施設といえます。
日本最北の地に太陽光発電所?と思われる方も多いと思います。
稚内に施設された理由は、積雪・寒冷・強風と気象条件が厳しい中で、様々なデータを取得するためということでした。
稚内の日照時間は日本の平均より短いそうですが、発電量は少なくないそうです。
これは太陽光パネルの素材である結晶系シリコンが、「気温が低くなればなるほど性能が良くなる」という性質をもっているからだそうで、寒くて雪があまり降らない「道東地域」がメガソーラー発電所の立地に最も適しているとのことでした。

また、この施設の研究にはもう一点「系統安定化対策技術」という大きな研究テーマがあり、蓄電池(NAS電池)が1,500kW設置されています。

ご存知の方も多いと思いますが、「電気」は貯めることができず、常にその瞬間の需要量と発電量がイコールでなければなりません。従って、電力供給の安定化を行うため、電力会社は消費者の電気の使用量に合わせて発電所の出力を常に変動させています。

今後、大規模太陽光発電の導入がさらに進むと、大量の“変動する電気”が送電線の中に流れ込むことになります。
天候によって発電される電力は出力が不安定であり、電力会社がコントロールできないエネルギーが増加すると、電圧や周波数に影響を与えます。
現在はこうした変動エネルギーを既存の火力発電や水力発電などカバーしていますが、今後、太陽光発電のような変動電源の比率が高まってきたとき、既存電力では吸収できなくなり、様々な機器に狂いが生じる恐れがでてくるのです。
そこで稚内メガソーラー発電所では、発電所内に設置してある様々な気象観測装置により、翌日の発電計画を予め電力会社に連絡したうえ、蓄電池で供給量に過不足が出ないよう調整し、安定的な電力供給(=電気の質を高める)を行う取り組み(=計画発電)を行っているのです。

これだけ大容量の蓄電池を備えているメガソーラー発電所は世界的にも例がないそうです。

「電気は貯めることのできない商品であることが最大の特徴である」

私が、電力会社入社後、始めに教わったことです。そしてこの課題の解決に向けては、未だに実用化のレベルに至っているとは言えません。

今回の見学を通じて、委員会メンバーの方々に、こうした課題を理解いただくことができました。
今後はより多くの人にこの事実を知っていただきたいと思います。
  

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2011年10月25日

王子製紙野球部の勝利

第82回都市対抗野球大会(開催場所:京セラドーム大阪)に出場中の地元「王子製紙野球部」が初戦に登場し、JX-ENEOS(横浜市)相手に5対2で見事勝利しました。

JX-ENEOSは優勝候補筆頭で、3年前の決勝戦で敗れた相手です。
絶対リベンジを!!と思いながらも、厳しい戦いになることが予想されましたので、本日の早朝駅立ち(勝川駅)にて、
「春日井代表の王子製紙野球部の勝利を祈り、みなさまの気持ちを京セラドームへ届けましょう」
と呼びかけさせていただきました。

残念ながら会場での応援はできませんでしたが、ネットで結果を知ったときは、思わずガッツポーズしてしまいました。

次の相手は「NTT西日本(大阪市)」。
地元企業であり、こちらも相当なプレッシャーがかかる戦いになると思いますが、今日の勢いそのままに快進撃を続けてほしいと思います。
  

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2011年10月23日

龍馬のように

日中、近隣各地のイベントに参加させていただいた後、夜には「龍馬プロジェクト」の勉強会に参加しました。

「龍馬プロジェクト」とは、「現代の下級武士とも言える地方議員が、坂本龍馬の如く全国を飛び回り、草の根活動で想いある青年を探し、政治の世界に引っ張っていくこと、そして地方でくすぶっている可能性ある政治家に声をかけ繋げていくことで、国民の信頼を受け止められる政治集団を超党派で作ろう」と立ち上がったプロジェクトです。

同僚の稲垣昌利議員に声をかけられ、今回初めて勉強会に参加しました。

会場には地方議員のみならず会社勤めの方や学生など様々な方がみえましたが、どの方も政治に対する思いの熱い方ばかりでした。

勉強会では、豊国神社の村上廣名誉宮司より「国家観と文化について」をテーマに講義いただきました。

「国民の安心、安全を守るのが政治の役目」、「命がけで趣旨貫徹した坂本龍馬のような政治家は今誰もいない」、「この国は教育と政治家がおかしい」・・・
厳しいご意見を多々いただきましたが、私自身「歴史」と「道徳」が非常に大切であると常々感じておりましたので、ひとつひとつが「その通りだ」と腹にすっと入りました。

この国の将来について、しっかりとした信念をもって政治に携わらなければなりません。  

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2011年10月20日

小学校の授業参観

ブログでもたびたび紹介しております「若者学習支援人材育成事業(日本版ティーチフォーアメリカ)」について、本日、実際の派遣先(小学校)を訪問し、派遣者の実習内容の見学、派遣者および学校関係者との意見交換をしてきました。

10月3日のブログでも触れたとおり、現在15人の若者がそれぞれ小中学校に分かれて派遣されています。

私が訪問した小学校は学校自体にも大きな特色があり、児童の約半数が外国籍児童となっています。
学校のいたるところに日本語とポルトガル語が併記されているのをはじめ、授業も国語と算数において習熟度に合わせたクラス編成がされていました。
初めは少し違和感を覚え、様々なトラブルがあるのでは・・・と学校関係者に数点質問をしましたが、すでに数年こうした形式をとっている中でも大きな問題は発生しておらず、逆に子どもたちの習熟に合わせたきめ細かな授業は効果がでているそうです。

さて本題に戻し、授業参観をさせていただきました。
教室では、派遣者が多動性障害をもつ子どもに付き添って一緒に授業を受けている様子を窺うことができました。
子どもは隣でお兄さんが付き添ってくれることにより、安心感が得られているようでありましたし、派遣者の方にとっては子どもと接することで、学生時代より抱いていたという「教育に携わりたい」という希望がさらに高まっている模様で、本事業の終了後には「通信での教員免許取得を目指したい」と意欲に満ちていました。

一方の、学校側も派遣者を好意的に受け入れ、本事業にも一定の理解を示しているとのことでした。

新しい試みもまずまずの滑り出しをみせているようです。
しかし、本事業を評価することは時期尚早です。
やはり緊急的な雇用対策に教育現場を用いることには疑問を感じますし、教育現場の人手不足は抜本的に改善しなければなりません。
引き続き関係者の声をしっかり確認し、今後の施策に反映する必要があると考えます。
  

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2011年10月18日

水道事業の地震対策

昨日に引き続き、公営企業決算特別委員会が開かれ、「水道事業」、「工業用水事業」、「用地造成事業」について審議されました。

各委員から質問が出る中、私は水道事業の地震対策について質問をしました。

水道事業は「設備投資型」事業であり、施設建設による減価償却費や支払利息が全体費用の約3分の2を占めています。
今後の施設整備計画が経営に大きく左右する一方で、ライフラインの一翼を担う水道は、有事の際に一刻も早い復旧が求められます。

そこで、
①地震対策についての取り組み
②対策に伴う水道料金への影響
③東日本大震災を踏まえた今後について を質問し、それぞれ以下の回答を得ました。

①愛知県では「愛知県営水道地震防災対策実施計画」を平成15年に策定し、以降平成26年度までを期間として毎年計画を進めている。
しかしながら、現時点での進捗が半分弱と遅れが生じている。

②現計画における地震対策費用は予め織り込んでいるため、現時点では水道料金の値上げを考えていない。

③東日本大震災を踏まえ、ある程度追加対策を考えなければならない。
特に、電源が喪失した場合の対策が一部不十分であり、自家発電等の設備増強が必要である。
また、津波対策については沿岸部にそれほど水道施設を構えていないため、大きな影響はないと考えるものの、現在検討中の「東海・東南海・南海連動型地震対策」の結果次第では内容が変わるかもしれない。
一方で、揺れに対する対策自体には変更がないと考える。
  

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2011年10月17日

電子カルテの導入は?

本日は、公営企業会計決算特別委員会が開催され、県立病院事業について審議されました。

残念ながら病院経営は赤字が続いております。
しかし、平成22年度は純損益が△3.5億円と前年度(△11億円)と比較し7.5億円の改善がされました。

各委員が様々な観点で質問をする中、私は平成22年度の賃借料が前年と比べ増えていることが気になり確認をしました。
すると回答は「オーダーリングシステム」(※)の更新に伴うリース料の増加ということでした。

「オーダーリングシステム」は病院業務の省力化やサービス提供の短縮化に欠かせないものです。
そこで、あらたな疑問として県立病院では未だ導入されていない「電子カルテ」についてどう考えているのか伺うことにしました。
電子カルテの導入を望む声は医療現場を中心に大きいものがあります。
問題はコストが嵩むことですが、県の回答は一度の導入は難しいため、時期をみながら段階的に進めていくとの回答でした。
患者情報の病院内共有化や患者さんへの適切な情報開示の観点からも電子カルテ導入は進んでいます。
県立病院においても必要性が高いものですので、今後の動向を見守っていきたいと思います。

※オーダーリングシステム
医療現場の一部業務を電子化し、病院業務の省力化と、サービス提供の短縮化を目指すもの。
医師のオーダー(検査内容や処方箋)をコンピューターに入力することで、関連部門の業務も連動し、それ以降の診療から医事会計にかかわる処理・業務が迅速化するシステム。
  

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2011年10月16日

春日井まつり(その2)

昨日に引き続き「春日井まつり」。

今日は、昨日とうってかわって絶好のお祭り日和!!

朝からものすごい賑わいで、動くことすらままならない・・・
少し歩くだけでどっと疲れが出るくらい大変盛況でした。

そんな中、食べてばかりの昨日の反省を踏まえ、今日は点字体験と手話体験をしました。

自分の名刺を点訳して視覚障がい者の方にお渡ししたり、手話で簡単なあいさつをしたりといった程度でしたが、お祭りのブースにあることで気軽に立ち寄ることができました。

そして、まつりのフィナーレはテーマソング「どっこいせ」の総踊り!!
春日井市文化スポーツ大使の「松村亜矢子」(※)さんを中心にみんなで踊って、笑顔あふれる春日井まつりは終了しました。

※春日井市出身のシンクロナイズドスイミング選手で、北京オリンピック日本代表でチーム5位、世界水泳では2大会連続で4つのメダル獲得等、輝かしい成績を収められました。
一昨年より春日井市文化スポーツ大使として活躍いただいています。
  

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2011年10月15日

春日井まつり(その1)

春日井市最大のイベント。「春日井まつり」が始まりました!!
昨年の来場者数は20万人超え。なかなかでしょ。

しかし、あいにくの雨もよう・・・ せっかくのイベントが台無しか?
そんな不安を持ちながら会場に向かいましたが、会場ではどのブースも活気に満ち溢れており、まずはホッとひと安心。

そんな中、まず開会式に参加しました。
式では大村知事にも参加いただき、順調な滑り出しとなりました。
その後は、春日井青年会議所が催す「春日井わんぱくオリンピック」や「宵まつり」のお手伝いをしながら、各ブースを回りました。
「全国お国巡り物産展」や「わいわい☆ぱくぱく商店街」、「ラーメン横町」を始め、魅力的なお店ばかり・・・
ついつい口にモノが・・・

一日中降ったりやんだりの天気でしたが、まずまずの初日を終えました。

私はというと・・・
最初から最後まで、約12時間ずっと会場で楽しんでしまいました。
  

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2011年10月14日

製鐵所

本日は産業労働委員会県内調査がありました。
今回は企業庁の所管事業の中で「用地造成事業」の現地調査として「中部臨空都市」を、「工業用水事業」の現地調査として「新日本製鐵名古屋製鐵所」を訪問しました。

中部臨空都市では、目玉となる「イオンモール常滑(仮称)」の開業予定が延期され、この先どうなるのか?という不安もありましたが、先日「平成26年春の開業を目指す」ことが公表されました。
いよいよ舞台は整います。
「中部圏の空の玄関口」、「ビジネスチャンスにあふれるまち」として、いかにPRできるか。
しばらくの間、中部臨空都市の動向に目が離せません。

新日本製鐵名古屋製鐵所では、「工業用水」に焦点をあてた説明を受けました。
みなさんもご存じのとおり、鉄は非常に高温での製造工程が続きますが、一方で「冷やす」工程も大切です。
そこでは半端じゃない量の「水」が必要になります。

名古屋製鐵所で一日に使用する水の量はなんと302万立方メートル(※)
ピンとこないと思いますが、名古屋市の一日水道使用料のなんと4倍近くです。

名古屋製鐵所が東海市に立地したのが今から50年前。愛知用水の開通と同じ歴史を歩んでいます。当時、水の使用が誘致条件の大きな要因となったそうです。

施設では「熱延工程」を見学しました。
ここでは厚みのある「熱い鉄の塊」がレールを流れる中、何度もローラーでプレスされるとともに、大量の水がかけられ、最後には薄く長い板(鋼板)になっていきます。

「鉄は国家なり」、「鉄は産業のコメ」などと呼ばれておりましたが、あまりのダイナミックな現場にただただ圧倒されるとともに、工業用水の必要性を再認識いたしました。

※:多くは「循環水」です。また海水も利用されています。
  

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2011年10月11日

王子製紙野球部

10月22日から京セラドーム大阪で開催される第82回都市対抗野球大会に、地元、王子製紙野球部が出場するということで、壮行会が盛大に催されました。
王子製紙は5年連続11回目の出場で、第75回大会では優勝、第79回大会では準優勝と輝かしい成績を収めています。

今回も、強豪ぞろいの東海地区で第2代表として切符を手にし、本大会でも大いに期待の持てるチームです。

本大会の初戦は優勝候補筆頭のJX-ENEOS(横浜市)と対戦します。
奇しくも3年前決勝で敗れた相手であり、「まずは初戦突破!!」と壮行会でも話題になりました。頼もしい選手団を見ていると「一気に頂点を駆け抜けてほしい」と期待が膨らむばかりです。
もちろん私だけではなく、春日井市民30万人の期待を乗せ、25日に初戦を迎えます。
みなさん。応援よろしくお願いします!!
  

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2011年10月09日

高蔵寺フォークジャンボリー

高蔵寺地区の一大イベント「高蔵寺フォークジャンボリー」が開催されました。

このイベントは「団塊世代の地域デビュー」、「ニュータウンで大人の学園祭」を・・・との思いから始まった企画で、今年で4回目を迎えます。
回を重ねるごとに発展し、今や春日井には欠かせない秋の風物詩となりました。
このイベントの素晴らしいところは、企画・運営・収支に到るまで、市民一人ひとりが実行委員となる手作りの「市民イベント」であること。
各自が汗をかき、知恵を出し・・・出演者も出店者も来場者も一体となってイベントを盛り上げる。
全員が主役。とにかく会場にいるみなさんの顔がとてもいいんです。

もちろん「団塊世代」、「春日井在住」の方ばかりではありません。
県内各地はおろか岐阜県、三重県からも参加いただいていますし、中高生や若い世代の方も結構出演しているので、「モンゴル800」や「キマグレン」あたりも歌われ、老若男女、地域を問わず楽しめるイベントです。

市民交流の新しいまちづくりの潮流、「高蔵寺フォークジャンボリー」。ホント楽しいですよ!!

来週は春日井市最大のお祭り「春日井まつり」が開かれます。
ぜひ春日井に遊びに来てくださいね!!
  

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2011年10月07日

公営企業会計決算特別委員会

本日は公営企業会計決算特別委員会に出席しました。

愛知県議会の決算委員会は一般会計と公営企業会計の2つに分かれ、毎年行われます。
すなわち4年の任期中では、8つの決算委員会が設けられることになり、議員はどこか1回決算委員会にあたる形になっています。
今回、私が務めることになった愛知県の公営企業会計は、「県立病院事業会計」、「水道事業会計」、「工業用水事業会計」、「内陸用地造成事業会計」、「臨海用地造成事業会計」の5つとなっています。

ここで、もう少し公営企業(会計)について説明します。
一般の行政、すなわち「警察」、「消防」、「学校」、「道路」等はインフラを満たす活動そのものでありかつその効果を特定の個人が享受するわけではないため、これらの運営にかかる費用については、個々の支出に関係なく一括税金という形で納めていただいています。
その一方で、サービスを提供する事業かつ効果が享受する人によって大きく異なるものについては、サービスを受ける人が費用を負担してもらうことが望ましいと考えられます。従って、このような事業は一般の会計と切り離し、特別会計として独立の経営を行うことにしており、これを公営企業会計といいます。(とはいっても、一部一般会計から繰り入れをして収入に充てています)

本日は各事業を所管する病院事業庁および企業庁からの決算概要説明と監査委員からの審査意見概要説明を受けました。
詳細な質疑については、別途あらためて行われますので、それまでの間に内容をしっかり理解して、委員会に臨みたいと思います。
  

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2011年10月03日

あいちの武将観光

本日、産業労働委員会が開催されました。

私は、7月に開催された委員会にて質問した「緊急雇用創出事業」(※)について、引き続き確認しました。まず、先日9月議会にて谷口知美議員が質問した「日本版ティーチフォーアメリカ」に関して(9月28日および7月6日のブログを参照願います)、詳細を確認させていただきました。
本事業にて採用された15人の若者は夏休み期間に、県の教育委員会や学校の先生方が見守る中、コミュニケーション能力向上などの研修を受講し、9月からは県内15の小中学校にて障がいをもつ児童の付き添いなど、あらゆる仕事に熱心に取り組んでいるそうです。

また、今回は愛知の観光産業について質問しました。
みなさんは、「名古屋おもてなし武将隊」をご存知ですか。実はこの「武将隊」も緊急雇用事業の一環として始められた事業なんです。

今やマスコミに引っ張りだこ。経済効果は27億円とも言われております。先日、私も名古屋城で彼らのステージを拝見しました。若い女性を中心に大変盛況であり、外国人の方も多く見かけました。内容も非常に面白く、何度も足を運びたくなるようなステージでした。

実は「武将隊」は名古屋市の事業であり、愛知県にも「あいち戦国姫隊」という女性のユニットがあるのです!!
彼女たちのデビューは約2か月前、まだまだ認知度が低い現状ですが、私はこの「武将隊」や「戦国姫隊」を「緊急雇用」という観点ではなく(短期間雇用が原則ですので、今年度限りの雇用となります)、「観光資源」としてもっと継続的に活用することはできないのか。という質問をさせていただきました。

この他にも愛知県の観光PRは、知多半島各市町村のPR動画「知多娘」や佐久島の観光紹介「ミッションin佐久島」など、これまで自治体としての堅苦しい観光PR、万人受けのPRから脱却し、ターゲットを絞り既成概念を超えた施策が功を奏しています。

観光産業は次世代リーディング産業の一つとして取り上げられ、愛知県は「武将観光」や「産業観光」など、まだまだのびしろがあると感じております。観光客拡大には「物語の発信と創造」あるいは「都市におけるゲーム性の創造」が重要と言われます。今後の県の施策に注目していきたいと思います。

※雇用情勢の悪化に対応するため、国の「緊急雇用創出事業臨時特例交付金」および「ふるさと雇用再生特別交付金」を財源として、非正規労働者、中高年齢者及び未就職卒業者に対して就職支援を行う事業。
 名古屋おもてなし武将隊は「ふるさと雇用再生事業」
 あいち戦国姫隊は「緊急雇用創出事業」
  

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2011年10月02日

春日井東部ほっとステーション開設

本日、地元高蔵寺ニュータウンの中心地であるサンマルシェに「春日井東部ほっとステーション」が開設され、伊藤 太 春日井市長始め多くの参加者が集まり、盛大に開設式が行われました。

春日井東部ほっとステーションは
NPO法人やボランティア団体などが自主事業を展開する市民活動拠点で、複数の市民活動団体が共同で施設の管理運営を行う、新しいスタイルのまちづくり事業です。

活動する団体は以下の9団体。
NPO法人まちのエキスパネット
まちづくり、子育て支援、障がい者福祉などの分野で、地域の人材を発掘。

けあらーずサークル・てとりん
認知症などの要介護者を持つ家族が、互いに共感し合い介護の情報を交換できる場や家族介護者の居場所づくりを実施。

岩成台西地区社会福祉協議会
地域の福祉力を高めるため、防災活動の研修や子育て支援サロンなどを実施。

NPO法人ワーカーズかすがい
住み慣れた地域で、いつまでも暮らし続けられるように集いの場の提供と福祉相談を実施。

精神保健福祉ボランティア「かたつむり」
こころの病を持つ人たちのために、やすらぎ支援として居場所を提供。

春日井東部地域安全・安心センター
安全・安心なまちづくりを目指し、地域安全情報の提供やナンバープレート盗難防止ネジの紹介、取り付けを実施。

NPO法人高蔵寺ニュータウン再生市民会議
高蔵寺に暮らす人たちの住まいや暮らしの困りごと何でも相談、研修、懇談会などを実施。

NPO法人ギブアンドテイク春日井
買い物、通院、外出などの生活支援および傾聴や講演会などを実施。

NPO法人ワーカーズコープ
日常の困り事を助け合うネットワークをつくるため、清掃などの生活支援技術の講座を開設。

まちが形成されてから40年。
他地区に比べ少子高齢化の進行が顕著である「高蔵寺ニュータウン」では、今まさに新たなまちづくりの局面を迎えています。

「ほっとステーション」は、「高蔵寺ニュータウン」が将来にわたり暮らしやすいまちであり続けるために、住民と春日井市が何度も協議を重ねつくりあげた施設です。

この取り組みの成功が、日本の抱える共通課題「少子高齢化」に対応したまちづくりとして「答え」のひとつにならないものか。
大いに期待するところです。
  

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走ることは嫌いではありません。何事も「ひび挑戦!」で走りつづけます。
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