2011年10月17日

電子カルテの導入は?

本日は、公営企業会計決算特別委員会が開催され、県立病院事業について審議されました。

残念ながら病院経営は赤字が続いております。
しかし、平成22年度は純損益が△3.5億円と前年度(△11億円)と比較し7.5億円の改善がされました。

各委員が様々な観点で質問をする中、私は平成22年度の賃借料が前年と比べ増えていることが気になり確認をしました。
すると回答は「オーダーリングシステム」(※)の更新に伴うリース料の増加ということでした。

「オーダーリングシステム」は病院業務の省力化やサービス提供の短縮化に欠かせないものです。
そこで、あらたな疑問として県立病院では未だ導入されていない「電子カルテ」についてどう考えているのか伺うことにしました。
電子カルテの導入を望む声は医療現場を中心に大きいものがあります。
問題はコストが嵩むことですが、県の回答は一度の導入は難しいため、時期をみながら段階的に進めていくとの回答でした。
患者情報の病院内共有化や患者さんへの適切な情報開示の観点からも電子カルテ導入は進んでいます。
県立病院においても必要性が高いものですので、今後の動向を見守っていきたいと思います。

※オーダーリングシステム
医療現場の一部業務を電子化し、病院業務の省力化と、サービス提供の短縮化を目指すもの。
医師のオーダー(検査内容や処方箋)をコンピューターに入力することで、関連部門の業務も連動し、それ以降の診療から医事会計にかかわる処理・業務が迅速化するシステム。


Posted by 日比たけまさ at 22:10│Comments(2)TrackBack(0)支援者

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この記事へのコメント
私の働く先もデルの電子カルテシステムを導入されました。その新しいシステム慣れなくてとても困りました。
Posted by 電子カルテ at 2011年11月28日 22:33
電子カルテシステムの導入の意義が明確になっていなければ、
まさに情報貧乏 に陥ってしまうおそれがあるね。
そのためにも Information と Intelligenceとの明確な区分のもとで、
医療のIT化がすすめられる必要があると強調したい。
Posted by 医療画像 at 2011年12月11日 16:32
 

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