2012年04月24日

富士政治大学校 政治専科1日目

このタイトルを見て、また例の研修か・・・と思われる方もお見えかと思います。

7月、11月に続き、3回目の研修に参加しました。
(7月25日、26日、11月14日ブログ参照)

講義の中から、千葉商科大学大学院教授 藤江俊彦氏の「コミュニティビジネス」をご紹介します。

先生はまず、「時代は大転換期を迎えている」
それは、
近代産業(標準化による大量生産・販売)から脱近代産業(多品種少量生産、販売)への変化であり、
科学合理的単純系社会から非科学的事象も織り交ぜた複雑系社会への変化であり、
「国家」と「国際」から「地域」と「グローバル(全球)」社会への変化であり・・・

と、あらゆるパラダイム(=認識の枠組み)が転換した社会に移り変わり、
その中で、供給者ではなく需要者が主役の社会転換に行政としてどのように向き合うかが大切

すなわち、行政が良かれと思うものを住民に与えるのではなく、住民が必要とするものをいかに提供するかといった考えに意識を変えなければならず、
行政の評価は受け手である住民が評価するものと述べられました。

また、コミュニティビジネス(地域社会に貢献する事業)は、社会的使命を継続的に果たす、主役が地域市民、あくまでビジネス(=過度に行政に頼らない)などが大切であるとも話されました。

私は、先の定例議会の一般質問(県民幸福度の向上に向けて)において、住民幸福度の向上を目標とする東京都荒川区の指針「区政は区民を幸せにするシステム」という発想を、県および県職員に強く示してもらいたいと述べました。
また、新しい公共の担い手であるNPOへの期待も以前ブログで述べさせていただきました。
(11月25日ブログ参照)

本日聴講した講義は、切り口が違ったものの、私が以前から抱いていた思いと重なる部分が多々あり、非常に共感できる講義でした。



Posted by 日比たけまさ at 23:24│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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