2013年11月15日

子どもに光を当てた政策を

本日は、長妻昭 元厚生労働大臣の講演を聴講しました。

長妻議員といえば「ミスター年金」

本日も、様々な社会保障の問題について話を伺うことができましたが、一番驚いたことに焦点を絞りたいと思います。

それは「子どもの相対的貧困率(※)に対する政府の所得再配分の効果」についてです。

私たちは普段様々な税や社会保障を納めていますが、こうした制度の一つの効果として、高所得者から低所得者へ富を再配分するということがあります。

従って、所得再配分を行う前と後では、当然、再配分後のほうが貧困率は下がって然るべきです。

欧米では当然のようにこうした数字がはっきりと出ています。
先ほどの子どもの相対的貧困率調査では
フランス 27.7% → 7・3%
ドイツ  19.9% → 10・9%
イギリス 29・1% → 16.2%
アメリカ 26.6% → 21.7%

これに対し日本では12・9% → 14.3%
???
再配分後の方が貧困率が上昇しているというのです。
はっきり言って、目が点です!!

なんのための福祉なのでしょう。
しっかり検証する必要がありますが、おそらく高齢者福祉に集中している結果が一つの要因に挙げられると考えます。

少子化、少子化と叫ばれて数十年がたちますが、この間政府は何をしてきたのでしょう。

私はこれまで若い世代を中心に「みなさんが声を上げないとこの国はダメになる」と話をしてきましたが、こうした思いをより強く持ちながら、今後訴えていきたいと思います。

※:世帯所得をもとに国民一人ひとりの所得を計算して順番に並べ、真ん中の人の所得の半分に満たない人の割合


Posted by 日比たけまさ at 17:40│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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