2012年06月24日

春日井市母子寡婦福祉大会

春日井市母子寡婦福祉大会が開催され、県議会議員代表であいさつをさせていただきました。

来場された方々の多くは、日々の生活の中で様々な困難に直面されています。

そうした中、本日私は「経済格差と子どもの教育について」取り上げさせていただきました。

2009年、政府は初めて相対的貧困率を公表しました。
相対的貧困率は経済格差を色濃く示す指標といわれています。
発表された数値(=15.7%)からは「6~7人に1人が貧困」ということが示され、当時大きな衝撃を与えました。

この数値はOECD(経済協力開発機構)34か国中、悪いほうから4番目。
さらに一人親世帯ではこの数値が54.3%まで跳ね上がり、これは加盟国中ワースト1位。
これは半数以上が貧困ということを示し、いかに女性一人で子どもを育てることが経済的に厳しいかを物語る結果となりました。
(実際、母子家庭の平均年収は213万円で、一般家庭の4割弱となっています)

一方、子どもの教育についてみますと、やはりOECDが調査する学習到達度調査において、日本の成績下位層の平均点が近年著しく下がっています。
すなわち学力の二極化が顕著に表れだしたのです。

経済格差と学力の二極化の問題は、さらに不登校や学校中退、また児童虐待など様々な問題を引き起こしている一因ともなっています。

改善に向けては、家庭や学校だけの対応では済まないでしょう。
地域全体で取り組むべき課題であり、そこには政治の力が必要だと思っています。


このような話をさせていただきました。

幸い、今年度は文教委員会に選任されましたので、しっかりと勉強していきたいと思います。  

Posted by 日比たけまさ at 20:45Comments(0)TrackBack(0)支援者
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