2011年10月14日

製鐵所

本日は産業労働委員会県内調査がありました。
今回は企業庁の所管事業の中で「用地造成事業」の現地調査として「中部臨空都市」を、「工業用水事業」の現地調査として「新日本製鐵名古屋製鐵所」を訪問しました。

中部臨空都市では、目玉となる「イオンモール常滑(仮称)」の開業予定が延期され、この先どうなるのか?という不安もありましたが、先日「平成26年春の開業を目指す」ことが公表されました。
いよいよ舞台は整います。
「中部圏の空の玄関口」、「ビジネスチャンスにあふれるまち」として、いかにPRできるか。
しばらくの間、中部臨空都市の動向に目が離せません。

新日本製鐵名古屋製鐵所では、「工業用水」に焦点をあてた説明を受けました。
みなさんもご存じのとおり、鉄は非常に高温での製造工程が続きますが、一方で「冷やす」工程も大切です。
そこでは半端じゃない量の「水」が必要になります。

名古屋製鐵所で一日に使用する水の量はなんと302万立方メートル(※)
ピンとこないと思いますが、名古屋市の一日水道使用料のなんと4倍近くです。

名古屋製鐵所が東海市に立地したのが今から50年前。愛知用水の開通と同じ歴史を歩んでいます。当時、水の使用が誘致条件の大きな要因となったそうです。

施設では「熱延工程」を見学しました。
ここでは厚みのある「熱い鉄の塊」がレールを流れる中、何度もローラーでプレスされるとともに、大量の水がかけられ、最後には薄く長い板(鋼板)になっていきます。

「鉄は国家なり」、「鉄は産業のコメ」などと呼ばれておりましたが、あまりのダイナミックな現場にただただ圧倒されるとともに、工業用水の必要性を再認識いたしました。

※:多くは「循環水」です。また海水も利用されています。


Posted by 日比たけまさ at 21:33│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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