2012年01月20日

統合医療

県内の公衆衛生に従事する方々を対象とした「愛知県公衆衛生研究会」が開催され、「統合医療」に関する講演会に参加してきました。

講師は、渥美和彦 日本統合医療学会理事長で、私は大村知事と二人並んで講演を拝聴しました。

みなさんは「統合医療」をご存知でしょうか。

これは患者中心の医療として、「治療」のみならず「疾病予防」、「健康増進」の観点から、近代西洋医学を軸として、漢方、鍼灸、アーユルヴェーダ、ヨーガ、ユナニなどの伝統医学や健康食品、芸術療法、音楽療法、アロマセラピーなど、広範な分野の代替医療を含めた手法のことです。

この動きは1990年代のアメリカで始まり、先端のゲノム(遺伝子)医学と再生医学の発展も相まり、現在、医学界の趨勢は、現代医学=臓器治療の時代から「予防の医学」、「健康の医学」への転換が図られつつあるそうです。

今、社会保障と税の一体改革が注目を浴びています。
その中には増え続ける医療費の問題も含まれていますが、医療費の抑制という課題にも立ち向かわなければなりません。

渥美教授は統合医療のメリットの一つに医療費の節減を挙げていました。
試算では13%ほど医療費が削減できるという結果もあるそうです。

「統合医療」について、今後もう少し議論が盛り上がるといいのではないかと思います。


Posted by 日比たけまさ at 21:14│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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