2012年04月19日

ベトナム視察5日目

最終日はホーチミンからバスで南に2時間ほどの距離にある、ベンチェ省を訪問しました。

ベンチェ省はメコン川のデルタ地帯に位置し、面積は2,360㎢(神奈川県と同じ面積)、人口は125万人、米やココナッツといった農産物とエビやカニの養殖が盛んな地域です。
ベンチェ省の知事、書記長を訪問した後、省最大の総合病院であるグエンディチェー病院、ベンチェ省唯一の日本進出企業である「フルカワオートモーティブシステムベトナム(古川電工系列会社)」、さらには農村の一般家庭を訪問しました。


その後ホーチミンに戻り、最終視察先のツーズー病院を訪問しました。
この病院はホーチミン最大の産婦人科病院であるとともに枯葉剤の影響と思われる奇形児童の研究がされており、死産した児童(標本)の見学が許されました。
あまりの衝撃に目を背けたくなりましたが、「事実としてしっかり脳裏に焼き付けるべき」と強い気持ちで見学をさせていただきました。

また、ツーズー病院はベトちゃんドクちゃんの分離手術が行われた病院です。
残念ながら、ベトさんは2007年に死去されましたが、ドクさんは2006年に結婚し、2009年には男女の双子のお子さんが生まれています。
お子さんには富士山と桜にちなんだ名前を付けられたそうです。

今回、ドクさん一家にお会いすることができました。
非常に幸せそうな家庭を築かれていたことを知り、とても嬉しく思ったのと同時に、小中学生のころ盛んに報道されていた「ベトちゃんドクちゃん」そして「枯葉剤」のことについて、私の記憶の中から消えていたことを非常に恥ずかしく思いました。
今でも苦しんでいる人々がいることをしっかり心に留めなければなりません。


今回のベトナム視察はハードな行程でしたが、内容ある視察となりました。
この経験をあらゆる場面で活かしていけるよう、勉強を重ねたいと思います。


Posted by 日比たけまさ at 23:18│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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