2012年09月18日

中部電力碧南火力発電所見学(インターン生 森永恵美)

こんにちは!インターン生の森永です。
本日は、碧南火力発電所を訪問してきました。
碧南火力発電所は410万kWもの電力を発電している国内最大級の石炭火力発電所であり、また『バイオマス発電』も行っています。

みなさんは『バイオマス発電』という言葉を知っていますか。
『バイオマス』とは現生する生物で構成される産業資源を意味し、碧南火力発電所では、燃料の石炭に木くずを混ぜて発電を行っています。
(これに対し化石燃料は枯渇性資源と呼ばれます。枯渇性資源とは人間の利用速度以上に補給されない天然資源を指します。)

この『バイオマス発電』は「カーボンニュートラル」という考えのもと、今話題の再生可能エネルギーの一つに挙げられます。
木は二酸化炭素を吸って成長します。
間伐などで不要となった材木を木くずにし、その木くずを燃焼し発電をすると、燃焼時に発生する二酸化炭素と成長するまでに木が吸収する二酸化炭素とで二酸化炭素の総量は±0になる。
これが「カーボンニュートラル」という考え方です。

また、燃料を燃やした後に出る『灰』はどのように処理されているのか、私は気になっていました。
碧南火力発電所では、年間約8万トンの灰が出るそうです。
しかし、これらの大量の灰をセメントの材料にしたり、水はけをよくするために土に混ぜたり、埋め立てに使用したりしているそうです。
なんと、約8万トンもの灰を100%有効利用しているのです!
私はこのことを知り、大変驚きました!

以前に日本の燃料自給率についてお話しましたが、今回も燃料について色々学びました。
石油は世界中で富士山7分の1杯分しかなく、その55%が中東にあります。
けれど、ホルムズ海峡閉鎖などの問題から輸入が困難になる可能性があります。
天然ガスについては、価格差に問題があります。
日本はアメリカの4倍、カナダの8倍もの価格でしか天然ガスを輸入できないのです。
それらに比べ石炭は、友好国であるオーストラリアからの輸入が可能であり、資源が豊富なため安価なことから、最も安定している燃料であると言うことが出来ます。

しかし、化石燃料にはいつか限界を迎えます。
これから先何があってもやっていけるように、発電を何かに頼るのではなく、多くの選択肢を持つことが必要であると学びました。


Posted by 日比たけまさ at 21:15│Comments(0)TrackBack(0)支援者

この記事へのトラックバックURL

 

プロフィール
日比たけまさ
日比たけまさ
走ることは嫌いではありません。何事も「ひび挑戦!」で走りつづけます。
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 0人
QRコード
QRCODE