2012年09月21日

王子製紙春日井工場見学(インターン生 比護哲也)

こんにちは!
インターン生の比護です。

本日は高田敏亨春日井市議会議員の御厚意により、王子製紙春日井工場を見学させていただきました。

王子製紙は“ネピア”ブランドで有名なティッシュペーパーやトイレットペーパー、キッチンペーパーなどの家庭用紙や出版・印刷用紙の生産を行っている製紙会社で、春日井工場を含め北海道から九州まで全国に8つの工場を持つ非常に大きな会社です。

また、野球部がとても強豪で都市対抗野球にも毎年出場し、好成績を収めていることでも有名です。
工場の正門に野球部の試合情報を知らせる看板が設置されていて、敷地内には野球部のグラウンドもありました。

敷地内には紙の生産設備のほか、大きな煙突が立っているボイラー、排水処理施設、紙の原料に利用される木材チップや古紙の集積場など、車を利用しなければ回りきれないほど、いろいろな設備がありました。

チップから紙を作る(=抄紙作業)巨大な機械や加工される直前の大きな紙ロールを見学させて頂いた際は、先日見学した碧南火力発電所と同じく何かとても大きなパワーを感じました。

高田議員のお話によると生産設備の大きな機械は、ほとんど全てが全自動で24時間フル稼働しているそうです。
また、従業員数は機械化に伴い減少し、現在では一つの工程エリアに機械の維持・管理を担当する従業員が5~6人ほどしかいないそうです。

このインターンを通して、エネルギー問題について考える機会が数多くあります。
現在、政府では「2030年代には原発をゼロにする」という新エネルギー政策を発表したことにより、様々な意見が飛び交っています。
実際、24時間莫大な電力を使用して大きな生産設備を動かし、経費削減のために少人数で管理をしている工場の現場を見学させて頂く中、国内の多くの工場で同様の操業をしているのだろうと思います。

現状、原発のつくる電力分をカバーするエネルギー源がない中、原発をゼロにして電力が不足する状況になり、計画停電や節電などの影響によって工場を24時間フル稼働させることができない状況に陥ったとしたらどうなるでしょう。
“戦後最大の不況”といわれる現在よりさらに景気が悪化し、機械の維持・管理にかける人数もさらに減少させてまで、原発ゼロにすることが果たして本当に正しい選択なのかと考えると非常に疑問に思います。

テレビや新聞などのマスコミ報道だけの偏った情報だけではなく、実際にこうした現場をみなければ何がベストなのかを判断することは難しいということを改めて感じました。

最後になりましたが、貴重な見学の機会を設けていただいた高田敏亨春日井市議、王子製紙春日井工場の皆様、本当にありがとうございました。


Posted by 日比たけまさ at 22:19│Comments(0)TrackBack(0)支援者

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