2011年12月05日

11月議会一般質問(その2)

本日議会で取り上げられた主な質疑応答について以下に紹介します。

浅井 よしたか 議員(豊橋市選出)は、
「中学校における武道必修化」、「家畜伝染病の防疫体制」について質問しました。

中学校における武道必修化は、平成18年の「教育基本法改正」、平成20年の「中学校学習指導要領改訂」に伴い、来年度から実施されます。
自らも柔道有段者である浅井議員は、武道必修化の目的である「武道の学習を通じて我が国固有の伝統と文化により一層触れる」という趣旨に大いに賛同するが、武道必修化実施に向けては「安全対策がしっかりととられなければならない」と述べました。
そのうえで、過去の柔道における事故の発生状況、柔道の最も盛んな国フランスでの安全対策を紹介し、県に対して一層安全な指導体制の確立に向けた今後の方針を問いました。

教育長からは
「武道指導者養成講習会」等において武道指導の経験の浅い教員を対象に実技研修を行い段位の取得を促進してくるとともに、事故防止や事故の際の対応について適切な措置を講ずるよう、各市町村教育委員会に対し周知徹底を図っている。
また、武道の指導に専門性の高い外部の指導者を活用することが、授業の充実、教員の指導力の向上に有意義なことであると考え、平成21年度からは武道団体の協力を得て「中学校武道必修化に向けた地域連携指導実践事業」を実施し、中学校における武道の授業に専門性の高い外部指導者の派遣を行っている。
今後も武道団体の協力を得て、各学校で外部指導者の活用が図られるよう働きかけてまいりたい。

との答弁がありました。

また、中村 すすむ議員(豊田市選出)は、
「愛知県のエネルギー政策」、「重点改革プログラム公開ヒアリング」について質問しました。

重点改革プログラムとは、県の厳しい財政状況を踏まえて行財政改革を具体化、加速、拡大するため、46項目にわたる「行革大綱に係る重点改革プログラム」の策定に向けて、現在、検討が進められているものです。
今般、選定された8項目の改革素案の方向性について有識者からの提言を受ける試みが公開の場で実施されました。

中村議員は、外部の有識者の声も聴き県民の前で議論がされる、といった場を持ったということは大きな前進だと思う。
今後、こうした緊張感ある中で本県の行革を進め、その成果を次年度事業に反映させる取組を積み重ねていただきたいと述べたうえで、
全体評価についてどのように考えているか。また、次回はどういうスタイルで実施するつもりか。
等を確認しました。

総務部長からは
「公開の場」で「外部の意見」を「多数決」により提言を受けるという点で、事業仕分けの手法も参考にしているが、通常の事業仕分けのように「廃止」や「見直し」等の判定ではなく、改革素案の見直しの方向性に対する提言を受けるという点で、独自の取組と考えている。
また、公開ヒアリングでは延べ約500名の方に傍聴していただいたほか、新聞やテレビでも取り上げられ、特に有識者と本県事業課室との活発な質疑応答の中で、改革の具体化に踏み込んだ貴重な意見を数多くうけ、有意義なものであったと考えている。
今後も不断の行革に取り組んでいく必要があり、第三者の視点を取り入れていくことや県民のみなさまに分かりやすくお伝えする工夫が重要であることから、国で新たに始まった「提言型政策仕分け」や他自治体の事例なども参考にして、工夫・研究していきたい。

との答弁がありました。
  

Posted by 日比たけまさ at 23:40Comments(0)TrackBack(0)支援者
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