2011年12月19日

ナノテクノロジーの世界へ

産業労働委員会の有志一同で、兵庫県佐用郡佐用町にある大型放射光施設「Spring-8」の見学に行きました。

「Spring-8」とは、放射光と呼ばれる非常に明るい光を使って、原子レベルの微細な構造や動きを観察することができるスーパー顕微鏡です。
この施設は世界の三大施設と言われ(残りはアルゴンヌ(米:米国エネルギー省)とグルノーブル(仏:ヨーロッパ12か国))、ナノメートルのスケールで分析や解析を行うことができます。

ナノメートルとは、1メートルの10億分の1の長さのことを指しますが、文系の私には、はっきり言って全く想像がつかない世界です。
もう少しわかりやすい解説によると、甲子園球場のバッターボックスから外野フェンスまでを1ミリとすると球場内の砂粒1つの大きさが1ナノメートルだそうです。(少しはわかった気が・・・)

この施設を利用することにより、環境にやさしい自動車排気浄化触媒(トヨタ自動車)や虫歯予防ガム(江崎グリコ)等、企業のものづくりに欠かせない研究、開発が進められております。

さて、私たちがなぜこの施設を訪問したかというと、来年度、この放射光を利用した「中部シンクロトロン光施設」が愛知県(万博の長久手会場跡地)にも完成するのです。

技術革新の加速に大いに役立つと言われている「中部シンクロトロン光施設」。
しかしこの施設はあくまでも分析・解析装置であり、利用者側が使いこなせなければ意味がありません。
そのためには、産業界と学問の連携が不可欠で県のコーディネート力が試されます。

来年度の注目「中部シンクロトロン光施設」。
みなさんも是非覚えてくださいね。
  

Posted by 日比たけまさ at 21:06Comments(0)TrackBack(0)支援者
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