2011年11月05日
細野大臣講演
浜松で行われた、「民主党東海ブロック地方自治体議員フォーラム研修会」に参加し、細野豪志大臣(環境大臣、原子力発電所事故収束・再発防止担当大臣、内閣府特命担当大臣(原子力行政))から「福島第一原子力発電所の事故収束に向けた現状」について伺うことができました。
大臣は始めに、事故収束への対応についてはオンサイト(福島第一原子力発電所)とオフサイト(それ以外=避難区域の除染や健康問題等)をしっかり分けて論議しなければならないと述べられました。
その上で、まずオンサイト対応については、収束に向けた工程が着実に進められており、「年内に原子炉を冷温停止状態にする」スケジュールについても、現状の認識に変更がないことを示されました。
そして、「3.11により日本は大きな挫折を経験することとなったが、現場の懸命な作業、日本の誇る技術力により、この困難の第一歩を乗り越えられる状態まできている。これは世界に誇れることである」、「まだクリアしなければならない困難は多々あるが、日本の信頼をもう一度取り戻す」と力強く述べられました。
一方で、オフサイト対応は深刻な問題であるとの見解を示されました。
具体的には、放射性物質の拡散が想定以上となり、国民不安が非常に高まっていることについて、「国としての考え方を整理しないといけない」とし、これまで健康に被害があるか確認されていない年間100ミリシーベルト以下、特に年間20ミリシーベルト程度の低い放射線量の被ばくが健康に与える影響について、有識者による作業チームを作り調査する考えを示されました。
また、除染作業のスケジュールについて「今年中に福島で作業を開始したい」とし、「最終処分問題」は国民全体でしっかりと議論をするべきであると述べられました。
締めくくりに大臣は、東日本大震災で発生した大量のがれきを被災地以外で処理する広域処理について、「岩手県と宮城県の廃棄物は放射性廃棄物ではない。燃やしたときにも危険性はなく、灰を含めて安全に処理できる。政府が安全性を保証し責任を負うので協力してもらいたい」と、各自治体への協力を求めました。
1時間以上にわたり福島の現状を聞くことができ、大変有意義な研修となりました。
大臣は始めに、事故収束への対応についてはオンサイト(福島第一原子力発電所)とオフサイト(それ以外=避難区域の除染や健康問題等)をしっかり分けて論議しなければならないと述べられました。
その上で、まずオンサイト対応については、収束に向けた工程が着実に進められており、「年内に原子炉を冷温停止状態にする」スケジュールについても、現状の認識に変更がないことを示されました。
そして、「3.11により日本は大きな挫折を経験することとなったが、現場の懸命な作業、日本の誇る技術力により、この困難の第一歩を乗り越えられる状態まできている。これは世界に誇れることである」、「まだクリアしなければならない困難は多々あるが、日本の信頼をもう一度取り戻す」と力強く述べられました。
一方で、オフサイト対応は深刻な問題であるとの見解を示されました。
具体的には、放射性物質の拡散が想定以上となり、国民不安が非常に高まっていることについて、「国としての考え方を整理しないといけない」とし、これまで健康に被害があるか確認されていない年間100ミリシーベルト以下、特に年間20ミリシーベルト程度の低い放射線量の被ばくが健康に与える影響について、有識者による作業チームを作り調査する考えを示されました。
また、除染作業のスケジュールについて「今年中に福島で作業を開始したい」とし、「最終処分問題」は国民全体でしっかりと議論をするべきであると述べられました。
締めくくりに大臣は、東日本大震災で発生した大量のがれきを被災地以外で処理する広域処理について、「岩手県と宮城県の廃棄物は放射性廃棄物ではない。燃やしたときにも危険性はなく、灰を含めて安全に処理できる。政府が安全性を保証し責任を負うので協力してもらいたい」と、各自治体への協力を求めました。
1時間以上にわたり福島の現状を聞くことができ、大変有意義な研修となりました。